本日の修錬 2025/05/13

本日午前中は実用書のKMさんのお稽古でした。


昨年から和歌と書のコラボレーションでお付き合いいただいている元萠翠会の秀浄さんより新作の和歌を送ってきていただいたので、今日はその中の一首を小色紙に書いてみました。


午後から草稿を練って、夜に清書。


「断崖に立ちてつかみし友の手は限りの夏のぬくき人肌」


ひめゆり学徒隊の最後に思いをはせられた歌です。


「断崖」という漢字2字で始まりますが、これを仮名にしてしまうと意味がわかりにくくなるので、いかに冒頭の漢字2字を仮名作品として調和させるかが難しかったです。


試行錯誤の末何とか書き上げたのが写真のものですが、まだ冒頭の漢字が少し大き過ぎるかも…。


サイズは縦20cm、横12.5cm。


本当は、この右に色違いの3.5cm幅の紙を足して「ひめゆりの学徒を偲んで 秀浄のうた」という詞書をつけたかったのですが、どうしても和歌の本紙と調和のとれる詞書が書けず、詞書は断念しました。


通常は自分が先に作品のイメージを描いてからイメージの構成に合いそうな和歌を選びますが、他者とのコラボレーションの場合は先に歌があるので、その制約の中で構成を考えなければならず、そこが難しいところですが、良い勉強にはなります。


本日の修錬は3時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。

2025年05月13日