本日の修錬 2025/07/07
本日午前中は部屋の片づけと子どもさんのお稽古の準備。
午後からは、今週いこいの家で取り組んでもらう予定のうちわ作りの仕込み作業。
夕方からは月曜日クラスの子どもさんのお稽古で、七夕短冊に取り組んでもらいました。
夜は作品用中硯に墨を磨って、書統7月号の漢字随意課題条幅に取り組みました。
現在、漢字創作については壁にぶち当たっている状態で、来年の館展の作品も試作段階から一歩も進めていません。
今年の館展も公開審査に推挙していただいていながら、結果は振るわず…。
結局のところ自己流の思い込みで、小手先の変化や工夫で無難に作品をまとめようとするレベルで留まっていて、線の力が足りず渾身の作になりえていない…ということだと思います。
無駄に悩んでいても道は開けないので、具体的な打開策を見つけなければ…。
そこで、今回の書統随意課題はこれまでのように範書を忠実にまねようとするのではなく、自分の作品として自分の呼吸で気持ちを乗せることを意識して書いてみました。
写真右側のものがそれ。冒頭の墨量が重たくなったので、その後何枚か書き直しましたが、書けば書くほど萎縮して弱くなっていくので、結局最初の1枚がまだましかなと…。
とはいうものの、壁を乗り越えるにはほど遠い出来栄えで…。
現状のまま自己流の創作を続けていても一歩も先へは進めないので、ここは一番、自分に足りないものをインプットしなければ…。
ということで、この夏は小坂奇石先生の作品集を勉強してみようかと思います。
試しに、小坂先生の多字数作品から適当に10~14字を抜き出して、これを自分なりに半切1/2アレンジしてみました。
自分が書いたものと先生の作品を比較して、自分に足りないものを見つめ直そうと思います。
もちろん小坂先生の神業のような線は真似て真似られるものではありませんが、少しでもヒントが得られればと…。
線質の改善などということは一朝一夕にできることではなく、焦らずじっくり取り組まなければならないのですが、そんな悠長なことを言っていては何もできないうちに寿命が尽きてしまうので、とりあえずこの夏が勝負、ここをターニングポイントとする気合で、頑張りたいと思います。
本日の修錬は2時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度30%でした。