本日の修練 2021/01/15

今日はとんど。早朝から地域の人々が神社に集まって正月飾りなどを燃やします。


近年は子供たちが書初めを燃やしにくることもすっかりなくなりましたが、書初めの代わりに昨晩書いた仮名作品を燃やして書道上達を祈願。高く上がれば上がるほど上達するという言い習わしですが、今年はまるで上がらず、あまり上達は期待できないのかも…。


夕方からは子どもさんのお稽古。


夕食後は、Uさんのリクエストに応えて、萠翠展のお手本を紺紙銀泥で2種類試作しました。


1点は篆書で「明星」、もう1点は漢字かな交じりで富安風生の俳句です。お好きな方を選んでいただこうと思います。


紺紙銀泥は私も初体験。筆触は絵具のような感じです。書道としては邪道かもしれませんが、書きにくくはありませんでした。


引き続き夜の修練は、書統1月号の仮名ベースの漢字かな交じり条幅に取り組みました。


今日は途中で集中力が切れて、気分転換に細字作品の構想などにちょっと寄り道してしまいましたが、何とか気をとりなおして課題に向き合いました。


書統の課題も毎月のノルマとしてこなすのではなく、せっかく優れた範書を手本として書くのですから、1枚1枚が次なる創作作品の糧となるようにしっかり勉強しなければなりません。


今日も穂先まで意識を行き届かせるように運筆の練習に重点を置きました。作品の山場となる2行目前半の渇筆部分が線も細く貧弱になるので、それも大きな課題です。


なかなか頭ではわかっていても、腕は思うように動いてくれないので、一朝一夕には問題は解決しませんが、継続は力。意識し続けること、書き続けることが重要です。


本日の修練は3時間ほど。集中度40%、課題認識度70%、目標達成度20%でした。

2021年01月16日